接客業からリモート企業に転職はできるのか
こんにちは。リモート初体験の方のためのコンテンツ、はつりもです。
今回は「接客業からリモート企業に転職できるのか」というテーマでお伝えします。
先に結論だけお伝えしますと、全然可能です。
ただしもちろん、条件もあります。
今回対象とするのは、こちらの方。
- 飲食業界で接客サービスをしている方
- アパレル業界で接客サービスをしている方
- ウェディング業界で接客サービスをしている方
- ホテルや空港など、フロントで接客サービスをしている方
というわけで、こちらの接客業の方たちが
- リモート企業に転職するための最低条件と、
- いま現在の経験を活かせる職種
についてお話します!
同じ内容をYouTubeで喋ってますので、動画のほうが良い方はこちらをどうぞ。1.5倍速なら5分ぐらいでサクッと聞けます。
1)接客業からリモート企業に転職するための最低条件
いま接客業で、ゆくゆくはリモートに転職したいと思っている方が、おそらく1番不安に感じていること。
きっと、パソコンスキルですよね。
じゃあ、どれだけのパソコンスキルが必要なのか?
それはずばり、
最低限、タッチタイピングができること、です。
これが苦手な方、多いです。
接客業だとお仕事でパソコンを使う機会が少ない、もしくはゼロ、という方もいるので、やむをえないかと思います。
タッチタイピングは、選考の段階でほぼ確実に確認が入る
ココ数年は、タッチタイピングの速度がはかれるサイトでテストをして、◯点以上ならクリア、というような選考をしている会社も非常に多いです。
じゃあ、今、タッチタイピングができない人は、リモート企業では働けないのか?
私自身の経験から正直にお伝えさせていただくと
タッチタイピングができない人がリモート企業で採用された事例は、1人も見たことがありません。
たとえば副業で、スマホさえあれば大丈夫!みたいなお仕事ならいいと思いますが、正社員で働きたいのであれば、タッチタイピングは絶対に必要になります。
私自身、某世界的感染症のときに、接客業からリモート企業へ転職したい、という求職者の方たちを、何人も面接したんですね。
そのとき、やっぱり6割ぐらいは「パソコン苦手、タッチタイピングできません」だったんです。
で、みなさんその後におっしゃるのが「やる気はありますし、頑張る自信があります!」なんです。
採用側は、こう思います。
「そんなに意欲があるなら、なんでタイピングの練習しないんだろう(汗」
はい。
なぜタッチタイピングが必須かというと、タイピングの速度=仕事の速度に直結するからですね。
リモート企業だと、クライアントと話しながらパソコンでメモを取るのは普通ですし、
Zoom会議をしながら同時進行で議事録を作成し、会議が終わった瞬間に提出、なんていう会社も多いです。
なので、タッチタイピングができない=仕事をすることができない になります。
もちろん、タッチタイピングさえできればすぐにリモート企業で働けるかというと、会社によって条件は異なります。
ですがまずは、絶対の最低条件である、タッチタイピングをクリアしていただいてから、お仕事を探してほしいなと思います。
2)接客業の人たちにオススメしたいリモートの仕事
それではタッチタイピングはクリアしたという前提で、オススメしたいお仕事についてお話をしていきます。
今回対象としている接客業の方たちは、共通している素晴らしい点があります。
それは「人と話すことが好き、もしくは抵抗がない」という点です。
みなさんにとっては普通のことかも知れませんが、意外と、リモート業界において「話すこと」が苦手な方は多いんです。
ここでオススメしたいリモートのお仕事がこちらの3つです。
- ウェビナー講師
- カスタマーサポート
- テレアポ
ここで「えっ、うわぁこれはやだな」と思った方も、ちょっと耐えてこのまま読んでいもらえるととても嬉しいです。
ひとつずつ説明していきますね。
1.ウェビナー講師
3つの中で1番推したいのがこちら、ウェビナー講師です。
いわゆるオンラインセミナーの司会進行や、講師として登壇するというようなお仕事で、Zoomなどのテレビ会議システムを介して、オンラインで複数の人に対してセミナーを実施するというのが一般的な仕事内容です。
こちらの推しポイントは2つ
- ライバルが少ない
- 身についたスキルを今後も活かせる
リモートで仕事を探している人は「顔出ししたくない」とか「人と話すのは得意じゃない」という方が非常に多いので、この手の顔出しが必要な職種は一般的に不人気にあたるんですね。
だから、大人気の事務やバックオフィス系の仕事を探すよりも、ライバルが少ないので、採用される確率がグンと高くなります。
注意点としては、講師や司会として登壇するだけではなく、多くの場合、企画立案からセットになっていることです。
- どんなウェビナーを開催すれば集客が見込めるかとか
- わかりやすいウェビナーを開催するためのシナリオを構築するとか
企画もして、自らカメラの前で講師としても喋る、みたいな会社さんが多い印象です。
ウェビナー講師は、副業としてもとても案件が多いお仕事ですし、きちんと経験を積んでスキルを身につければ、今後も長く働くことができる職種です。
フリーのウェビナー講師さんとか、めちゃくちゃ稼いでいらっしゃる方もいるので、フリーランス志向の方にもぜひオススメしたいですね。
2.カスタマーサポート
その名の通り、お客様対応をする仕事です。
お客様って誰って話なんですが、法人から個人まで様々です。
たとえば、ECサイト、Amazonや楽天、自社サイトのカスタマーサポートだった場合、
ネットに出店している法人客からの問い合わせを対応することもありますし、
一方で、ネットで商品を購入する、個人客をお相手にすることもあります。
ECサイトだけでなく、たとえば保険の問い合わせ窓口だったり、何らかの管理システムだったり、業種も業務内容もさまざまです。
こちらの推しポイントは2つ
- 未経験でもOKという会社が結構ある
- 2年以上続けることで別職種につける可能性が広がる
カスタマーサポートは、リモート案件めちゃくちゃ多くて、
さらに大手さんだとマニュアルがしっかりあるとか、ちゃんと教育してからお客様デビューさせてくれたりとか、未経験の方にも優しい求人が多いんですね。
なので接客業からはじめてリモートの仕事をする方には、オススメです。
そして個人的にはここからが最もオススメポイントなんですが、カスタマーサポートは、2年以上続けることでメリットがあります。
正直、そのままだとお給料が上がりづらい職種ではあるんですが、カスタマーサポートの経験をいかして、カスタマーサクセスやインサイドセールスなどの、より上流工程のお仕事につける可能性がグッと広がります。
この辺のお仕事も、フルリモート案件めちゃくちゃ多いですし、年収が大幅にアップする可能性もあります。
ここで紹介すると話がすごく長くなってしまうので割愛しますが、気になる方はググってみてくださいね。
3.テレアポ
接客業の方にオススメするリモートの仕事3つ目が、テレアポです。
企業や団体、一般家庭に電話をかけて、商品やサービスをすすめるあれですね。
一般的にはきつそうなイメージがつきがちな仕事なんですが、推しポイントが3つあります。
- 採用されやすい
- 高収入につながる可能性がある
- 次の転職活動に活かしやすい
採用されやすい、という点は、みなさん想像がつきやすいかと思うんですが、やっぱり向かない人はすぐ辞めてしまうお仕事なんですね。
なので、人の入れ替わりが激しく、求人は常に出しっぱなし、というような企業さんが多いです。
というわけで、リモート案件の中では、比較的入るのが容易だったりします。
そして、ハマれば高収入につながる可能性があります。
テレアポはインセンティブ、歩合がつく案件が多く、「稼ぎたい!」という方は頑張れば頑張るだけ稼げるお仕事でもあります。
実際、私もフルリモートのテレアポさんの募集をしたことがあるんですが、未経験から採用させていただいて、ものの3ヶ月で月収50万ぐらいになった女性がいました。
続いて、推しポイント3つ目「次の転職活動に活かしやすい」です。
テレアポは立派な営業スキルなので、ゴリッゴリに職務経歴書にかけます。
「1ヶ月で◯千件架電して◯件成約してました」とか
「1年で粗利◯万円稼いでました」とか
それって素晴らしい成果、素晴らしいスキルなので、そのまま次の転職活動に活かすことができます。
というか営業って最強で最上級のスキルなので、まじで何にでも使えますからね。
仮に、「もうテレアポやりたくないな」「営業もしたくないな」と思って転職活動をすることになったとしてもですよ。
「テレアポを2年やりとげた」という事実だけでも、採用側からすると「根性あるな!」という印象になります。
ただ、最後にごめんなさいなんですが、一つだけ注意点があります。
リモートのテレアポ求人の多くが、業務委託になります。正社員の求人は正直少ないので、まずは副業でチャレンジしていただいたほうがいいかなと思います。
さいごに
今回は「接客業からリモート企業に転職できるのか」というテーマでお伝えしました。
何度も申し訳ないのですが、リモート企業で働くためには、タッチタイピングは必須スキルです。1日30分コツコツ練習すれば、1ヶ月ぐらいでサクサク打てるようになりますので、この機会に腹をくくっていただいて、ぜひ練習してほしいなと思います。
そして、もうタッチタイピング余裕でできるよ!という方は、副業からでも良いので、リモートの求人を探して、タイピング以外にどんなスキルが必要なのか、チェックしてみてくださいね。